大風量厨房排気臭の脱臭についてQ&A

 

大風量厨房排気臭の脱臭についてQ&A

厨房関連で実際にはどういう脱臭のケースがありましたか?

基本的にはビルの総合厨房が多いです。 商業ビルなどには多くの店舗の厨房がありますが、それらを一括した呼び方を総合厨房といいます。 総合厨房の混在するニオイを一カ所に集めて排気し脱臭する、というケースが多いです。 お蕎麦屋だとか中華料理屋だとか色々なお店があるわけですよね。 全部がひどい臭気だというわけではないのですが、そういうものを全部一つに集めて出すので、 かなりの大風量になります。

ビルの総合厨房以外に食品関連で光触媒装置を置いたところには、どういったところがありますか?

食品工場や、お弁当屋さんなどの食物を加工する施設、また、病院の食堂など 大量に人が来るようなところなどがあります。 そういうところは厨房も非常に大きいですから、そういったところに光触媒装置を置いています。 工場では食品を加工するための煮沸だとか煮たり焼いたりするときにもニオイがでます。 それは厨房と同じですね。こういう部分でも光触媒装置をいれています。 食品加工工場などはから出るニオイの臭気濃度は非常に高いことがあります。 タレやソース製造では5000~20000、それ以上になることもあります。

臭気濃度5,000というのは・・?

臭気濃度というのは、その臭気を含む空気を何倍に希釈すると人間の鼻に、その臭いが感じられなくなるか、 という度合のことです。つまり5千倍に薄めたら臭いが感じられなくなる、という場合、臭気濃度5,000といいます。 希釈倍率の数字ですね。 一般的には、焼肉などは、大体1,000~3,000くらいが目安でしょう。

Q.それでは、臭気濃度20,000というと、きっとものすごいニオイなのでしょうね。

濃い濃度だからといってその分強烈なニオイというわけでも無いですよ。 ニオイの感じ方、残り方での数値ですから。濃度が濃くても人間の鼻に感知されにくい物質もあります。 あるいは濃度が薄くても人間に敏感に感じる物質もある。それが混在しているわけですね。

厨房から出るニオイは混在しているというお話がありましたが、その中でもどんな物質が特にニオイの原因になるのでしょうか?

厨房のニオイというのは、何百種類という色んなニオイが混ざったものが出てきます。 食べ物から出てくるニオイでよく問題になるのはアルデヒド系の物質です。 あるいは玉ねぎだとか、にんにくなどからはイオウを含んだガスが出てくる。 例えば硫化水素などです。 そういうものが混ざった複合臭に対応するためには、どんなニオイでも分解できる機能が重要になってきます。 光触媒はそういった機能をもつ技術です。

厨房のニオイの原因除去のために使われるのは、当社では光触媒装置が多いとのことですが、そのほかの技術は特に無いのでしょうか?いつも大体光触媒のみなのでしょうか?

定番の活性炭を使う場合もあります。活性炭装置としては小さ目なものを使います。 光触媒やブロックなどの方法は大型に適していますが、もっと小さい場合、風量もそれほどない場合は、 活性炭を使ったり、それからフィルターを使ったりという場合もあります。

それ以外にもオゾンを使うなど、色々な会社が色々な技術をもっています。
このように小規模な厨房等の場合は色々なことを考えることができます。
しかし、大風量施設の場合は、色々考える余地がありません。
当社が特に対象としている、比較的大規模な施設場合は、解決できる方法・選択肢があまりないので、 光触媒を使うことになります。
風量の小さい装置やそれを扱う会社はたくさんありますが、当社はそこで一線を画しています。

光触媒というのは比較的新しいものであり、これまで実例としては他の方法が多いが、 効率があまり良くないため、現状においては光触媒が増えてきています。

当社に厨房のニオイについて相談が来た場合、提供する当社の製品はどれですか?

i-クリンキューブですね。光触媒のセラミックフィルターをユニットにして、それを装置に組み込む、 ユニット式脱臭装置です。 光触媒は紫外線ランプを当てることで脱臭能力が表れるのですが、紫外線ランプと光触媒フィルターを組み合わせたもの、それがユニットです。 そのユニットの数によって表面積が変わり、表面積が大きいほど吸着量も大きくなりますから、風量が大きい場合は装置も大きくなる、ということになります。

例えば商業ビルのレストラン街を脱臭しようという場合、どのくらいの風量になるのでしょうか。

その部屋を、一時間当たり何回換気すればニオイがしなくなるのか、 というところから風量というのは決まってきます。
レストランのようなところですぐ近くにお客さんがいる、というところで完全にそういうところから臭いを取りたい、という場合、例えば1時間に50回入れ替え・・・

Q 50回!?

50回どころか100回の入れ替えが必要な場合もあるくらいですよ。 例えば、50回とすれば、1時間に50回分外へ空気を出し、その部屋の空気を入れ替えるということになるわけですよ。
そういう量の空気を脱臭しなければならないのです。

当社で作る光触媒脱臭装置の強み・特徴は?

そもそも光触媒で大型装置を作っているところはそれほど多くは無く、数社ほどしかありません。
それはやはり光触媒のフィルターを作るメーカーが少ないため、取り扱っている会社もまだ少ないようです。
光触媒による空気の脱臭はまだ新しい技術ですから。 特に大型大風量対応のものはまだ市場もあまりありませんので、既製品というよりも、一個一個のオーダーでの対応になりますね。そこが当社の強みとなります。

光触媒の材料に違いなどもあるのですか?

あります。 光触媒の性能というのも様々です。もちろんあるニオイ成分に効くもの、などもあります。 それも光触媒の材料の組み合わせ及び配合によって変わってくるのです。
例えば当社ではタバコ用の装置も扱っていますが、タバコ用と厨房用では種類が違ってきます。

Q 具体的には材料の名前はありますか?

基本的には「酸化チタン」です。そこにその他の金属を混ぜて作ります。
その混ぜるところにノウハウがあり、メーカーや大学など研究機関で様々な研究者による研究・開発対象となっています。
材料の正確な内容というのは、色々な特許も取得されておりトップシークレットです。
当社ではそうした技術を応用しています。

光触媒は今までの話にでました厨房・喫煙以外には例えばどういう場所に使われますか?

光触媒は本来水の浄化に使うことができますし、また防汚技術といって、壁などに使うペンキ、塗装材に入れて、塗ることで、太陽光を利用した形で使われます。現在注目される技術であり、これからも応用範囲は広がっていくでしょう。

光触媒で性能オーバーしてしまうような場合やその対策はありますか?

基本的に反応は瞬時では無く、ゆっくりとしているので、瞬発性を求められる場合は光触媒では難しいです。 そうした場合は、もっと違うものを扱っています。

例えば、ミストを使うことです。
ミスト・水を使ったものは瞬時に反応し、臭いを消すことが出来る、というメリットがあります。 光触媒にせよ、フィルターにせよ、空気を取りこんで、機械の中できれいになって出すタイプは、部屋の中のもの全部をきれいな空気に交換しなければなりません。
これを循環型といいますが、この循環型では、例えば部屋の中の臭いがなくなるまでに1時間、2時間かかるものです。
今は多くが循環型で装置を入れているわけですが、ミストならば一回循環させればOKです。
しかし液体を使いたくない所というのもたくさんありますので、その場合はそこでまた別の方法を考えることになります。

そのほかに光触媒のアピールポイントはありますか?

光触媒をなぜ当社が注目したかというと、その修復・分解能力の高さ です。
例えば喫煙室のタバコの装置に光触媒を入れていると、1、2か月経つと、光触媒の分解能力が追い付かずに、どんどん、茶色くなってしまいます。
時間がたつと、どんどん性能はなくなっていく。そこで、修復をしなければなりません。 光触媒の良いところは修復ができることです。
太陽の光に当てて置いておくと、茶色・焦げ茶色になってしまったものが、1日か2日で本当に真っ白に戻るのです。それがすごい点です。

Q それはすごいですね。コスト面でも環境に優良な点でも、いいですね。

そういう物質はほかにあんまりないですよね。基本性能がすごいのです。 光触媒は室内ではUVランプ、室外では太陽による紫外線で汚れを分解し、性能を修復できます。 持つ力が強い、すごい物質です。ですから応用範囲を期待しています。 これまでに元々難しいといわれているタバコの装置にも応用しています。